美的感覚

ESメンバーでもななければナメック星の最長老でもないので詳しいことは分かりませんが、simpleなものがelegantと表せるなら、complexもbeautifulたり得るんじゃないんだろうか。いわゆる機能美というやつかな。何でもかんでも詰め込んだらいいというものではないけれど、それは何でもかんでも省けばいいというものではないとも言い換えられるわけで。simplicityやcomplexityなんて程度の問題であって、simpleを極めるならGUIからして重いだけだし、complexityを極めるとなれば今度はマシンが追いつかないだろうし。
例えば単純な映像と音声の動画を再生しようとするときでも、少なくともpaserと映像用デコーダと音声用デコーダ、それからレンダラぐらいは必要だろう(あんまり詳しくはないので本当はもっと色々必要そう)。でも、世の中にあるすべてのコンンテナ・コーデック・レンダラをぶちこんでオールインワンな再生ソフトウェアにするのは難しいだろうし、これから現れるそれらに対応していくことも現実問題不可能なはず。例えばmplayerVLCなんかも.wmvなファイルやx264なファイルを再生しようとして何度もこけて結局WMPやMPCで再生した経験がある。ならばやっぱり拡張やら外部からの手助けによってでも必要なときに必要な機能が利用できる方がオイラは嬉しいかも。そもそもソフトウェアのユーザーは星の数ほどいるわけで、そのユーザーがこれまた数あるうちのどのコンテナでどのコーデックを使った動画を再生するかを一つのソフトウェアの製作者が予想し、対応するのはあんまり現実的ではなさそう。
まぁ、ただ単に何でもかんでもsimpleになってしまっては素っ気が無い気がするだけかもしれないな。